和食の基本:だし汁の取り方と日本の心
さくらの日記
日本の美しい景色と心温まる物語
和食の美味しさの秘密、それは「だし(出汁)」にあると言っても過言ではありません。西洋料理がオイルやスパイスで味を「加える」のに対し、和食は素材そのものの味を「引き出す」文化。その主役となるのが、昆布と鰹節から取る一番だしです。
基本の取り方はとてもシンプルですが、奥が深いものです。水に昆布を入れ、ゆっくりと時間をかけて旨味を抽出します。沸騰する直前に昆布を取り出し、その後火を止めてから鰹節を投入。鰹節が沈んだら布巾で丁寧に濾します。
こうしてできた黄金色のだし汁は、透き通るような香りを持ち、口に含むと深いコクが広がります。急がず、素材と対話しながら時間をかける。この丁寧な作業の中に、自然への感謝と調和を重んじる日本人の心が息づいていると感じます。今夜は、このだしを使ってお吸い物を作ってみましょう。